通院プログラム

思考場療法(TFT療法)

ツボを自分の指でタッピングするイメージ

思考場療法(TFT療法)とは、鍼治療のツボを自分の指でタッピングすることで心理的な間題を改善させていくシンプルな方法です。

思考場療法(TFT療法)は、以下に拳げるような心理的問題の改善に役立つ場合があります。

  • 強い緊張感
  • 人間関係に伴うストレス
  • 高所や閉所、動物など特定の事柄に対する恐怖症
  • 過呼吸や動悸などのパニック発作
  • 過去の辛い体験(トラウマ)による苦しみや不快
  • 医学的な問題はないにも関わらず慢性的に続く痛みなど
当院では心理面接の中で、必要に応じて思考場療法を取り入れています。心理師がタッピングをする動作を示し、苦痛な体験やつらい出来事を頭に思い浮かべながらその動きを真似してもらう形で進めていきます。一連の動作の中には目を動かしたり、ハミングをしたり、数字を数えたりするものが含まれます。苦痛な体験やつらい出来事を言葉にする必要はなく、「頭に思い浮かべる」だけで実施できることが利点の1つとなっています。

よくある質問

Q:思考場療法(TFT療法)ではトラウマなどの記憶を消すのですか?

診察のイメージ
A:違います。思考場療法(TFT療法)は記憶を消すものではありません。しかし、トラウマなどの辛い体験を思い浮かべた時に起こる不快な感情は除去されます。

Q:辛い体験(トラウマ)の苦痛を減らしたいですが、その時過去の話をしなければなりませんか?

応援する医師のイメージ
A:無理に過去の話をする必要はありません。どんな感情を持っているかを教えていただければ、思考場療法(TFT療法)としては十分です。苦痛な感情が軽減された後、出来事について話したい、あるいはこれから先は自分で考えたい、とあなた自身で選択することができます。

Q:思考場療法(TFT療法)はどの年代の人にも実施できますか?

様々な年代が輪になってるイメージ
A:はい。子ども、大人、高齢者のどの年代であっても実施できます。

Q:思考場療法(TFT療法)に副作用はありますか?

チェックシートのイメージ
A:思考場療法(TFT療法)自体に副作用はありませんが、実施時に辛い出来事を思い浮かべてもらうため、この時に不快や苦悩が一時的に強まることはあります。
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