『当たり前』に感謝を

環境医療部長 椎名 悦史

4月1日より環境医療部長を拝命いたしました椎名悦史と申します。私の役職は多くの病院では事務長や事務部長と呼ばれる立場ですが、今回、患者さんへのサービス向上を目指すべく、組織体制の見直しと人事が行われました。私は生活療法士(生活療法指導員)として、買い物や外出の付き添いなど入院中の患者さんの療養生活のお手伝いや、レクリエーション・行事の企画・運営、地域の皆様との交流などの業務に約25年間携わってまいりました。
患者さんとふれ合い、培った経験を活かして、より患者さんに近い目線から、楽しく過ごしやすい環境を提供し、安心してご来院いただける病院を目指して今後も努力してまいりますので、皆様よろしくお願い致します。

さて、コロナ禍と言われるようになり早2年が経ちます。「何でもないような事が幸せだったと思う」…どこかで聞いたような歌詞が浮かぶような状況ですが、自身の健康や家族・友人の存在、生活インフラ、交通手段など、失ったときに『当たり前』の大切さに気付くことが多いと思います。夜眠り朝起きる、ご飯を食べる、買い物をする…毎日の暮らしは当たり前の積み重ねです。世の中には大切な当たり前が溢れていますが、それに感謝する機会はなかなかありません。

子どもの絵本に『ずーっとずっとだいすきだよ』という作品があります。主人公(以下僕)が赤ちゃんの頃からいつも一緒に過ごしてきたペットの犬が、僕と一緒に成長し、老いてゆき、やがて死んでしまいます。愛犬を亡くし、家族みんなが悲しみに暮れます。もちろん悲しくてたまらない僕なのですが、それでも他の家族より気持ちがいくらか楽でした。それは年老いた犬に毎晩こう話しかけて眠っていたからです。「ずーっとずっとだいすきだよ」
ペットを当たり前の存在として捉えていた家族は喪失感にさいなまれ、特別な存在として毎日向き合っていた僕は一定の充足感を得られたという対比から、『当たり前』に対する感謝の大切さ、気持ちを伝える大切さに気付かされます。挨拶やお礼、謝罪など、言わなければそれで済んでしまう言葉かもしれません。でも、あの時あの人にこう言っておけば良かったという経験は誰しもあるのではないでしょうか。

一日を無事に過ごせたこと、家族やペット、友人と傍にいてくれること、上司・同僚・部下が楽しく一緒に働けること、患者さんが犬山病院を選んでくださること…。改めて振り返ると、感謝することばかりです。
4月から身に余る立場になりましたが、『実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな』という言葉のように、何に対しても感謝を忘れずに、いつまでも謙虚でありたいものです。

(白帝ニュース 令和4年5月)


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