時間について

理事長 吉田 弘美

今年もあとわずか、年々時のたつのが速くなっていく気がします。小学生の頃は無限とも思われるように時間があったのに・・・今ではまさに光陰矢の如し。かねがね小学生の時の時間と今の時間は別物ではないかと思っていたのですが、そんな事はとっくに証明されていたのにはビックリでした。

アインシュタインの相対性理論のうち、等速運動を扱う特殊相対性理論では、他者と自分の立場を同等だと考えます。だからこそ他者が違って見えるとも説きます。例えばホームを離れる電車から見れば、止まっているはずのホームは電車とは反対向きに動いています。また、地表面に固定されているホームは、秒速20キロで太陽の周りを動いているわけですからホームが止まっているとも言えません。そしてホームの上でも電車の中でも同じ物理法則が働いているのです。その事実から、それぞれの世界(状況)では個別の時間が流れているというわけです。

絶対的な時間の流れは存在せず、あなたと私の時間の流れは決して同じではないのです。「固有時」です。相対性理論ってなんか相手に寄り添い他者の尊厳を認めているように思えませんか。
ただ少し情緒的なのですが時間には直線の時間、つまりおぎゃあと生まれ死ぬまでの時間。それとは別に中島みゆきさんの「時代」に出てくる「まわる まわるよ時代はまわる」のような循環する時間。直線的な時間は無慈悲で無情な時間です。春夏秋冬はめぐりくる時間。今年の桜は散ってもまた来年巡り合える桜。そんな循環する時間を人は生み出したからこそ穏やかに過ごす事ができるのだと思います。

人間は一人では生きられません。英語のコンパニオン(仲間)はパンを分ちあうという意味です。言葉にすると簡単ですが、皆さん色々分かち合えていますか。そして医療の役目として大切なのは相手に寄り添い「個を生かし、個をつなぐ」の一言に尽きます。皆さん繋がっていますか。もしまだの方がみえましたら、どうか肩や意地を張らずどんどん繋がってください。

(白帝ニュース 令和4年1月)


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