子どもと一緒にテレビまんがを見ながら思いだしたことなど・・・

診療部長:黒川 淳一

お陰様で昨年は忙しく過ごしておりました。その反動のせいか、今年に入って仕事の手が一切、止まってしまい、少々困っていました。
と、いうのは言い訳なのですが、“この紙面を埋めよ”、とのこと。取り立てて立派なテーマが思いつくでもなし。皆様には誠に申し訳ないのですが、今回はただの散文(駄文)に、おつきあい頂くことになることを御許し下さい。
忙しかったせいもあり、たまに帰っても子どもの学校やらの様子をほとんど知らないので、会話のしようもありません。ただ唯一、子どもらにとっては夜更かしの口実に、こちらにとっては同じ話題で会話するのに丁度良いのが、“テレビアニメ”などを寝る前のひと時、一緒に見ることでした。色々見ていると、結構いい作品に出くわしたりするもので、思いついたことなどを書き並べてみます。

①5歳の息子はすっかり『仮面ライダー』フリークですが、あの複雑な話を理解しているとはとても思えません。自分が5歳の時はというと・・・、『ウルトラマン』でした。あんまり変わりませんね。大人になって、当時のウルトラマンメイキングにまつわる本や番組などを色々見聞きしました。作品に託された逸話や理屈はそれとして、なんとも形容し難い異質なフォルムに魅了されたクチでした。何も喋らないこともまた、魅力ではないでしょうか。

②『ウルトラマン』に傾倒したいい大人の代表が、『庵野秀明』という有名な監督・脚本家でしょうか(有名過ぎるので、その説明は割愛します)。彼がどのくらい『ウルトラマン』を愛していたか、その一端を垣間見るドラマに『アオイホノヲ』があります。1980年代初頭、大阪芸大を舞台に、サブカルチャーに傾倒していく若者らの生態を、かなり詳細に再現しています。

③『アオイホノヲ』の作者『島本和彦』の代表作に、『燃えよペン』というギャグ漫画があります。この作中に出てくる“ダイテツ”という登場人物が傑作です。子供漫画に出てくるセリフを通じて人生を学んだとかどうとか・・・、まるで自分のようです。

④現代のウルトラマンは喋り過ぎて“~唇寒し~”ですかね。

⑤沈黙や静かであることは恐怖です。静謐といえば『未来少年コナン』という作品が思い出されます。砂漠の真ん中に放り出されたコナンがラナをしょって砂漠を横切るシーンがあります。BGMなどありません。広場恐怖とはこういう状況を指すのでしょう。

⑥恐怖といえば、津波の恐怖もまた、『未来少年コナン』に描かれています。1978年当時から既に映像化されていたことに驚きです。

⑦『仮面ライダー』が今一つピンとこないのは、背景に人体を“改造”しているという設定があって、劇中をなんとなく陰鬱な雰囲気が覆っているからではないでしょうか。

⑧『庵野秀明』といえばもう一つ、その人を文字って劇中に登場させた最近のアニメに『SHIROBAKO』という作品があります。不覚にも第23話では泣いてしまいました。

⑨泣ける作品といえばもう一つ。『THE IDOLM@STER』。最近のアイドルブームに便乗して、さぞ軽薄な内容と視聴者を油断させながら、全くそのようなことはありません。第20話と最終話の感動は『アルプスの少女ハイジ』を凌ぐのでは?

⑩『スター・ウオーズ』エピソード7を観てきました。“スター・キラー”ってのは“イゼルローン要塞”の“トール・ハンマー”とコンセプトが同じ!? 突っ込みどころが満載。

⑪日本のSFも負けてはいません。有名なところでは『グイン・サーガ』シリーズと『銀河英雄伝説』でしょうか。前者は原作者が完結させる前に死去してしまったので、現在ではその意思を継ぐ方々が書いているとか(130冊を超えて世界最長を更新中。60冊で挫折しました)。ルーカスのタッチしていない『スター・ウオーズ』エピソード7みたいなものです。個人的には後者の方が好みです(“イゼルローン要塞”とはこの作中にあります)。

⑫NHKで昨年末、『大山のぶ代』の半生をつづったドラマが放映されました。『ドラえもん』のテレビ放送が始まった日のことは覚えがあります。当時、小学館刊行『小学一年生』に、カラーの付録か何かついていたような。

⑬今年、『スーパー戦隊』シリーズが40周年です。団塊の世代Jr.である私などは、初回作からお世話になりました。同35周年記念作には歴代の役者さんらが多数出演していました。『電子戦隊デンジマン』に出演していた『大葉健二』は60歳を超えていたかもしれません。本放送当時は20歳代前半だったと思うのですが、役柄に“アンパン好き”という設定がありました。現代の子供がアンパンを貰って喜ぶとは思えませんが、記念作中、60歳を過ぎた『大葉健二』が、必死になって子供らにアンパンを配っている姿に、目頭が熱くなりました。『大山のぶ代』も含めて、この世代の大人には、大事にされてきたような気がしました。

⑭『スーパー戦隊』といえば、二人の“レッド”役者が『梅ちゃん先生』を争って火花を散らしたのは微笑ましい光景でした。30周年記念作『轟轟戦隊ボウケンジャー』“ブルー”の役者さんは、NHK『趣味の園芸』で活躍しています。応援してあげてください。

⑮東映作品といえば、『プリキュア』シリーズも10年を超えました。『ハートキャッチプリキュア!』はなかなか説教臭くも感動の最終回でした。“憎しみの連鎖は誰かが歯をくいしばって止めなければいけない(うろ覚え)”といったくだりは、人格の形成とはなんぞや、といった壮大なテーマでした。子供漫画で人生を学ぶとはこのことです。

調べもしないでざっと書いてみましたが、よくもまあテレビばかり見てきたものだと思います。そして、これからも見るんでしょうね。

(白帝ニュース平成28年3月)


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