おかげさまで・・・・
理事長 吉田 弘美

おかげさまで新病棟、新外来が運営から4か月と少し経ちました。相変わらず、すこぶる評判がいいです。今でも「おめでとうございます。」と言ってくださる方がみえて、本当に嬉しい限りです。 
ただ少々、建築の最後はあわてたせいもあり、気になるところも目に付くようになってきました。その中で今日お話しするのは「案内表示」です。特にその中で気になっているのが「X線」と言う表示です。「えっ、普通そうじゃないの・・・」と言う声も聞こえてきそうですが、私には、これに関してちょっと事情があるのです。私の出た大学は東京の南西にある学校で、今でも新幹線で東京に入ると進行方向の左側に大学病院が良く見えます。私が入学したころそんな学校に、確か北海道大学を定年で退官された放射線の山崎教授が教鞭をふるって見えました。70歳をゆうに超えていたと思いますが、頭髪もたっぷりでしかも白髪がありません。授業のないようはすっかり忘れたしましましたが、彼の雑談だけは今でもよく覚えています。彼は、ドイツ語のちゃんとした辞書を編纂した「木村・相良」両先生に直接講義を受けたことがあるとい事や「レントゲンの生涯」についての伝記を翻訳したことなどを話してくださいました。

とくにレントゲン先生の、すさまじい生涯の話は今でもよく覚えています。研究の過程で何かわからない「***線」があるという事でⅩ線と仮に命名したのだそうです。でも、彼は皆に自分の手の写真を撮って見せるために何枚も自分の手の写真を撮ったために、その手を徐々に失っていくのです。そして最後は、自分の命まで失うわけです。・・・で、山崎教授はそこまで凄まじい体験の末に人類にもたらされた「***線」をレントゲン先生が仮に命名したⅩ線と言うなど失礼極まりない、必ず「レントゲン線」と呼びなさい、と言う話でした。(ですから今は知りませんが当時大学でⅩ線と言うのは、ご法度でした。)そんな話を聞くと、やっぱりⅩ線じゃあいけないな、「レントゲン線」と呼ぼうと思ったことを思い出しました。当院も「Ⅹ線」から表示を、なるべく早く「レントゲン線」に変更しようと思います。
やっぱり先達の功績には敬意を表して、ありがたく医療に貢献させていただこうと思います。こんな話を知ると無味乾燥なⅩ線がレントゲン線となって初めて血が通ったように感じるのは、私だけでしょうか。ちなみに山崎教授は本当にレントゲン先生は、信じられないほど自分の写真を撮ったから、命まで落としてしまったけれど私の様に適当に浴びていれば70超えても髪も立派に残るものだと、言ってみえました。う~ん、私は浴び方が少なかったからかな・・・


(白帝ニュース平成27年8月)


∵ポータルページ
∵メニューページ(index)
∵更新履歴(新着順)
∵病院概要
∵外来受診案内
∵外来診察週間予定表
∵入院案内
∵お知らせ一覧
∵基本理念と基本方針
∵理事長・院長紹介
∵Read me(白帝ニュース)
∵交通案内(地図)・送迎バス時刻表
∵写真で観る犬山病院
∵職員募集(採用情報)
事業者/産業保健関係の皆様へ
∵インターンシップ2017
∵各施設の案内
∵院内写真ビュー(Google)
∵お問合せ(E-mail)



愛知県犬山市塔野地字大畔10

精神科・神経科・内科・循環器科・消化器科・皮膚科・歯科

Copyright© Inuyama 医療法人 桜桂会 All rights reserved.