石川遼がアメリカPGAツアーで苦戦している
内科医長 奥村 雅男

昨シーズン石川は日本ツアーで戦いながら何度か渡米し、PGAツアーにもスポット参戦してきた。そしてPGAツアーでの年間獲得賞金を積み上げ、来シーズンのPGAツアーにフル参戦できるシード権をなんとか勝ち取った。メイン契約スポンサーもヨネックスからキャロウェイに変わり、日本人プロゴルファーとしては破格の契約金も話題となった。アメリカ各地で開催される試合に出場するには移動も大変で、日本とは全く規模が違ってくる。そのためアメリカ国内に拠点となる場所を2か所確保し、家を借りてツアー参戦準備を整えてきた。
ゴルフツアーは世界にいくつかあるが、アメリカPGAツアーは世界のトッププレーヤーがこぞって参戦している世界一のフィールドである。ツアーのシード権を得ることは簡単ではないが、今までに何人かの日本人選手が海を渡りPGAツアーに挑戦してきた。残念ながら今年日本人選手としては石川ただ一人がシード権を得たにすぎない。日本のゴルフファンの期待を一身にあつめて、今年からアメリカPGAツアーに鳴りもの入りでフル参戦したのである。
石川の今年の目標は翌シーズンのシード権獲得と初優勝だ。ゴルフ好きの僕も、彼がPGAツアーで活躍する姿を心待ちにしていた一人だ。しかし現実は甘くないどころかとても厳しい。彼はこの1月からすでに3試合を戦ったがすべて予選落ち、しかもどの試合も成績が悪くて惨憺たるものだった。どうした石川!?
石川の苦戦はある程度予想されていた。スポンサー契約もあり今年から使用クラブを変えたこと、昨シーズン苦しんだ腰痛のため今年からスウィングを変えたこと、日本では経験できない芝が多くパッティングに慣れが必要なこと、日本と比べてコースセッティングが圧倒的に難しいこと、出場選手のレベルが全体的に高く戦いが厳しいことなどが言われている。でもそれらは、石川本人も前から分かっていたことであり覚悟の上の筈。試合後の石川のコメントも自分の不甲斐なさ悔しさを語るだけでなく、あくまで前向きな姿勢がみえた。日本のマスコミも石川の不調を伝えるも、今後の活躍を期待する記事で閉められた。
そして2月半ば、石川にとって第4戦が始まった。初日はショットも良くまずまずの成績、2日目パターに苦しみスコアーを崩し、最終ホールも短いパターを外してボギーで終わる。本人も周囲も予選落ちのスコアーだと思った。『4試合連続予選落ち…』を覚悟した石川はホールアウト後、独り離れて駐車場に座り込む。長年、石川を取材してきた記者も声を掛けられない程長い時間地面を見つめていた、とメディアは伝えた。ところが最終組の選手が最終ホールでスコアーを予想外に崩したことで、結果的に石川は予選をぎりぎり通過できた。初の決勝ラウンドとなった3日目、4日目、石川は頑張ったが下位に埋もれたままで上位に這い上がれなかった。今の石川のPGAツアーにおける立ち位置が予想以上に厳しいと想像できる。
4月12日からは世界最高の夢舞台といわれるメジャー競技「マスターズ」が開催される。出場選手は世界中からわずか100名程という超少数精鋭で、参加資格はとても難しいもの。日本からは昨年43歳プロ21年目にして初めて日本ツアー賞金王に輝いた藤田寛之選手が、世界ランキング50位以内という資格で出場する。現在の世界ランキング80位前後の石川は残念ながら参加資格がなかった。しかしマスターズ委員会は1月初めに石川を特別招待選手と選出し、数少ない特別枠で出場できることとなった。「どうして石川なんだ、もっと実力のある選手がいっぱいいるぞ、この選考はおかしい…」といった意見が世界中から噴出した。石川は何がなんでもそれなりの成績を残さねばならなくなっていたのだ。
石川はきっと押しつぶされそうな重圧感と日々戦いながら、必死に練習しているに違いない。世界最小スコアー58、石川は世界記録保持者なのだ。才能があることは誰もが認めている。世界に通用する本当の実力がつくには数年かかるかも知れない、少なくともそれまでPGAツアーで戦い続けて欲しいと願っている。
石川頑張れ、僕も頑張る。(う~ん文脈が飛躍しすぎている、でもいいのだ、本当だから)

(白帝ニュース平成25年3月)


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