看々学々  ~看護のこころ~
教育部長 末続 なつ江

看護教育は質の向上を目指し専門学校から看護大学へという流れのなかにあるのが今の現状です。専門性を追求し、自己研鑽を積みナース・プラクショナル(特定看護師)や、専門看護師、認定看護師というように資格を修得しようとしている看護師も多数見られます。当院でも精神科薬物療法の認定看護師、SST(日常生活技能訓練)指導者、認知療法実践看護師、内田クレペリン検査施行者、呼吸療法士などの資格を取得した多くの看護師がいます。
しかしながらここで看護の基本とは何かという事を振り返ってみてほしいのです。専門性を追求し、多くの知識を獲得するのも必要な事です。でもその知識や技術は誰の為のものでしょうか?自分自身の質向上を目指すのはもちろんですが、臨床の中で患者さんのためになってこそ生きた知識であり生きた技術だと考えます。看護の基本は身体的、心理的、社会的、つまり多様な側面から対象を包括的に理解し、今必要とされている看護を提供することにあります。
精神科看護では、患者さんを理解し、見守られている事による安心感、安全感を提供し、課題と向き合い解決へと導いていく力、自立性の回復を通してその人らしい生活ができるように支援する事であると考えます。
臨床で勤務する看護師の業務は多岐に亘りますが、その中で一日の業務を自分で効率よく遂行する計画をし、患者さんのもとへ出向く時間をすこしでも多く持てるようにする事が必要だと思います。看護師は作業療法やレクリェーションに一緒に関わる事により、包括的に把握・観察し、職人芸といわれるようなパターナリズムを使用しつつ患者の心の叫びを捉える必要があると思います。それには患者さんと真正面から向き合い、かかわり、こころを開き、聴く姿勢を患者さんに示すべきです。答えを出そうとすると心が重くなりますが患者さんに“話しを聞いてもらえるんだ”“いつでも傍にいてもらえるんだ”という気持ちを抱いてもらう事が満足や安心感に繋がるものだと考えます。忙しい臨床ではありますが、聴く姿勢が不足しているように感じるのは私だけでしょうか?
その時々に看護の基本に立ち返り、「患者さんのための看護とは何か」と自分の看護を振り返り自分自身に問いかけてみる事も時には必要ではないでしょうか。私自身自分に問いかけている日々です。

(白帝ニュース平成25年2月)


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