院長就任にあたって

院長 井上 泰弘

このたび加藤前院長の退任に伴って新院長を拝命することとなりました。重責に身の引き締まる思いですが、精一杯の仕事をさせて頂こうと思っています。どうかよろしくお願いいたします。
私がこれから最も大切にしたいのは「コミュニケーション」です。患者さんやご家族の方々とのものだけでなく、他の医療機関や地域の皆さんとの、行政や福祉の関係者との、そして職員同士のコミュニケーションなどなど全てが大事です。
コミュニケーションがうまくいかないと、それぞれは一生懸命やっているのに物事がうまく回っていかずお互いに不信感を抱いたり疑心暗鬼になったりしがちです。思わぬミスや事故の元にもなります。これらはちょっとした連絡や話し合いの手間ひまを惜しんだことが原因になることも多いものです。
また医療現場では一般の方が使わない専門用語が頻繁に使われます。医療スタッフにとっては日常語でもそうでない人たちにとっては何のことかわからないだけでなく圧迫感や疎外感を感じるもとにもなります。我々が常に心すべきことでしょう。
今の日本では大震災の爪痕があり経済は低迷し、政治も混迷しています。これから先どこに向かっていくのか、向かわなければならないのか不安は尽きません。しかし病院の仕事は立ち止まっているわけにはいきません。毎日を大切にして目の前のことに誠実に取り組んでいくしかないのです。
病院というのは(長いことそこで仕事をしている人は忘れがちですが)大変なプロフェッショナルの集まりです。医療スタッフの仕事だけでなく食べ物に関わることや清掃関係のことなどどんな小さな仕事も専門的な知識と経験、技術が必要です。それはこれらのミスが直接人の健康や命に関わってくるからです。もしこのプロフェッショナリズムが発揮できていないとすればそれは個々人の資質の問題というよりは組織の問題であると考えるべきです。皆で知恵を出し合って常に仕事を改善していくよう努力しましょう。
私は犬山病院に勤める前は自衛隊医官としていろんな土地で仕事をしてきました。それこそ沖縄から北海道までいろんな見聞をしましたが自衛隊の中でのやや特殊な仕事に就くことが多く医療現場での臨床経験は乏しいままでした。平成8年に防衛庁をやめて「民間人」となり初めてこの病院で本格的な精神科病院勤務を経験しました。多くの人に助けてもらいながらなんとかやってきましたがそれももう16年になります。ですから臨床医としての自分はこの病院とこの土地に育ててもらったと思っています。いくらかでもそのご恩返しができればと願っています。
東海地方のこの土地は自然も人の心も穏やかな本当に住みよい所です。九州で一人暮らしをしていた私の母もこちらに移り住んできてからとても元気になりました。ありがたいことです。人の健康を守るためにはまず自分が健康でいなくてはなりませんね。私もこれから十分注意して日々精進していくつもりです。皆様のご協力をお願いいたします。

(白帝ニュース平成24年6月)


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