一内科医からみた犬山病院

内科医長 奥村 雅男

犬山病院に内科医として勤務させていただくようになり、早いものでもう7年目になります。ネットで内科医募集をみて、アポも取らずいきなり当院の外来受付を初めて訪れた日のことを、私は今でもはっきり覚えています。自分の人生の中で大きな節目になった一日です。
勤め始めしばらくして、「思い切ってここに飛び込んで本当に良かった、ひょっとしたらこの病院は自分に一番合っているかも」と感じたのです。その思いは今も変らず「この病院にめぐり合えて自分は幸運だった」と感謝しています。
今回、白帝ニュースに載せるので何でもいいから…との機会を得たので、一内科医からみた犬山病院について思いついたままに(誤解を恐れずに)書いてみることにしました。
私は他の精神科病院に勤めたことがないので正確な比較が出来ませんが、一般病院とは少し違っているなと感じたところがあります。その一つはここの職員は患者さんに「丁寧で やさしい」と感じたのです。過去に勤めた病院の中にもやさしい職員はもちろんみえたのですが、ここに来てから何故か「丁寧で やさしい」が気になったのです。何故なんだろう、精神科の病院だからだろうか…と何度も疑問に思いましたね。その当時の自分はいろいろ苦しかった時期で心の琴線がピーンと張っていましたから、この病院で感じる「やさしさ」「癒し」に敏感だったのかも知れません。
犬山病院には多くの職種のスタッフがいることにも驚きました。今までの職場では聞きなれない『環境医療部』なる部署(のちに彼らがこの病院の中で実にうまく機能していることを知っていくのだが)はその最たるところでした。私は以前、病院の経営サイドに身をおいたこともあったので、病院をうまく機能させることの困難さも少なからず知っています。数多くのスタッフがいるだけではうまくいくとは限らないのです。
最近、院内で心に留まった標語に『助けあい 支えあって 良い医療を』があります。何度も口の中で言ってみた、「実にいい」「すばらしい」ありふれた言葉なのだが真実を捉えていると感じたのです。日が経つにつれ一体誰が考案したのか、こうした標語は誰の指示だろうかとふと思ったりしました。
この病院には至る所に多くの標語、ポスターが貼ってあります。たとえば医局を見れば『病院の基本理念』『病院の基本方針』『患者さんの権利』『医療従事者の倫理綱領』『診療基本方針』『入院・外来診療方針』『医局の目標』『犬山病院サービスガイドライン』がある。また各部署には部門毎にかなりの数の標語、マニュアルが準備されている。病院の基本的な理念から診療手技上の細かなマニュアルまで多岐に渡っている。
その中で『助けあい 支えあって 良い医療を』が一際、何故か私の心を打ったのです。医療にはいろんな部門の人達が当然かかわってくるのだが、それぞれが助けあい支えあって良い医療をしようと言っているのだ。これはとても大切な意味をたくさん含んでいると私には思えたのです。医療の本質とは、働きやすい職場とは、いやもっと大きく人として大切なものを教えてくれているような気がします。
後日この標語は名誉院長先生が院内の職員教育で語られた言葉だと聞き、またまたびっくりしました。どうやら私は頑張れる職場があり、「運がいい」と思えてくるのです。

(白帝ニュース平成21年3月)


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