STRとSST

南2病棟 主任 永井 典子

南2病棟の一角に『STR』という部屋ができました。 Skills Training Room の略で直訳すると「技能を訓練する部屋」です。
この部屋では主にSSTをおこなっています。南2病棟に入院している方だけでなく、いろいろな人が利用できます。「病室とは違う場所」を意識して、床の色もピンクで明るく広々とした空間です。室内には、ホワイトボード・椅子・テーブル・テレビ・DVDなど技能を修得するために必要なさまざまな物品もそろっています。
さてSSTについて少し説明しましょう。
SSTとはSocial Skills Trainingの略で「社会生活技能訓練」と訳されています。生活技能にはさまざまなものがありますが、身だしなみを整えるとか、料理が出来るようになるというような生活を営むための技能とは異なり、特に対人コミュニケーションにおける技能を身につける訓練をします。
人がコミュニケーションをするときには“受信技能”“処理技能”“送信技能”という3つの技能を使っています。相手のいうことに注意を向けて正しく聞き取り理解する(受信技能)、どうしようか考える(処理技能)、そして言語的・非言語的コミュニケーションを用いて相手に伝える(送信技能)です。この3つの技能の中でひとつでも障害があるとコミュニケーションがうまくいきません。そこでSSTではその障害、苦手な部分について訓練をしていきます。
通常、6~8名ほどのメンバーと2~3名のスタッフのグループで行います。グループで行うメリットはいろいろな人から意見や考え方を出してもらえることです。自分ひとりでいいアイデアが浮かばないときには本当に助かります。また、同じような悩みや困りごとを持っている人がいると「悩んだり困っているのは自分だけではないんだ」という思いになれます。
今まで各病棟ではSSTを行う場所を確保するのが難しく、毎回場所が変わることがありました。そうするとやはりメンバーの緊張が強くなります。しかしこの部屋が出来たことで毎週同じ場所でSSTを行うことが出来るようになりメンバーの緊張もほぐれやすくなっています。
今後はこの部屋で『服薬教室』の開催も予定されています。
みなさん一度見に来てみませんか。

引用、参考文献
舳松克代編集:SSTはじめて読本
医学書院 2008

(白帝ニュース平成20年3月)


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